🦷もしも歯を抜くことになったら🦷
2023年07月28日
歯の治療を行う上で、歯を抜く必要がある場合があります。
必要な治療とはいえ、不安や疑問を抱く方も多くおられると思います。
そこで今回は、抜歯に関するよくある質問についてお話しします。
①なぜ抜歯が必要なのか?
まず、抜歯に至る主な原因として歯周病と虫歯が考えられます。
歯周病や虫歯が重症化してしまうと、歯を支える骨や歯が溶け始め、周りの歯や歯を支える骨にも影響を及ぼすため、抜歯が必要になります。
②抜歯を行わずそのまま放置していてもいいのか?
虫歯や歯周病が進行すると、歯や歯茎だけではなく体にも悪影響を及ぼしてしまう場合があり、抜歯が必要な歯を放置しておくことは大変危険です。また、噛み合わせや咀嚼機能にも不具合が生じる可能性もあります。
③抜歯はどのように行うのか?
1、歯茎の表面に麻酔を塗り、部分麻酔の注射をします。
2、麻酔が効いてきたら抜歯をします。
3、抜歯した部分の止血をします。抜いた部分の歯茎の穴は、
次第に血が溜まりカサブタになり、歯茎が盛り上がっていき再生されます。
4、翌日、抜歯したところの状態確認と消毒をします。
④抜歯後、注意することは?
麻酔は2~3時間ほど効いているので、その間のお食事は注意しましょう。
入浴や激しい運動、飲酒、喫煙は控えましょう。
また、腫れや痛みを最小限に抑えるために、処方された薬は指示に従って飲むようにしましょう。
⑤抜歯した部分を補う方法は?
抜歯した歯を補う方法としては、部分入れ歯・ブリッジ・インプラントがあります。費用や利便性、見た目、年齢、再発のリスク等を考慮した上で、歯科医師と相談しながらご自分に合ったものを選択してください。
大切な歯を抜歯しないためにも、定期的に歯科検診を受けて歯周病や虫歯の予防に努めましょう。
札幌歯科 院長 坂本 渉 Sho Sakamoto
歯学博士
米国ロマリンダ大学インプラント科卒業
北海道医療大学歯学部歯周歯内治療学分野非常勤講師
日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医
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