🦷顎関節症の原因と治療について🦷
2023年05月12日
顎関節症は口を開こうとすると顎関節(耳の穴の前にあります)や顎を動かす筋肉が痛む、あるいは十分には大きく口を開けられない。または口の開け閉めで顎関節に音がするといった症状がでます。
顎関節症の直接的原因
・顎を動かす筋肉の障害
・靱帯などの顎関節周囲の障害
・顎関節内の軟骨のようなもの(関節円板)の障害
・顎関節を構成する骨の変形
原因となる生活習慣
・歯ぎしり
・強い食いしばり
・急激なストレス
・猫背や頬杖などの姿勢不良
・顔面打撲などの外傷
・悪い噛み合わせ
(これ以上に原因は多岐にわたります。)
顎関節症の治療
薬物療法
顎の痛みを薬で抑えます。また、筋肉の緊張が強い場合にも薬を用いたりします。服用している薬がある場合には、医師に伝える必要があります。
運動療法
ズレてしまった関節円板を元に戻すような運動を行ったり、顎周りの筋肉のストレッチを行い、口を開けられる量を増やしたりします。
理学療法
電気を流したり、マッサージをしたりして、顎周辺の筋肉の緊張を改善します。筋肉をほぐして血流を改善し、痛みを軽減します。
スプリント療法
スプリント療法とは、マウスピースを使用した方法です。マウスピースを装着して、顎関節をリラックスさせた状態にします。眠っている間の歯ぎしり、食いしばりから噛む筋肉が過剰に緊張したり、顎関節に過剰に負担がかかることを防ぎます。
顎関節症は自然に治ることはありませんし、歯周病と同じように自覚症状があまりなくても悪化する可能性があるので、昔カクカク鳴っていた・口を大きく開けにくい・口を大きく開けた時に片側だけ耳の前の部分がポコッと出るなどが見られる場合には一度早めの受診をお勧めします。
当院ではスプリント療法を行っております。
無料相談も行っておりますので、お気軽にお電話ください。
日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医
米国ロマリンダ大学インプラント科 卒業
北海道医療大学 歯学部 歯周歯内治療学分野 非常勤講師
歯学博士
札幌歯科 坂本渉
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